紅茶の用語集 Tea Glossary ~【紅茶の産地と種類】Types of Black tea by region and classification
世界三大銘茶
通常ダージリンティー、ウバティー、キーマンティーを指す。
インド ティー
インドで栽培・生産された紅茶のこと。
アッサム ティー
インド北東部のアッサム州で生産された紅茶。世界最大級の生産地。濃い水色、強いコクがある。ミルクとの相性が良い。
ダージリン ティー
世界3大銘茶のひとつ。インドの西ベンガル州の北部、標高2000m近くあるヒマラヤ山岳地帯で収穫・生産される。優雅な香りとバランスが良い風味から「紅茶のシャンパン」と称される。特にセカンドフラッシュではマスカットのような独特の香りがする。
ニルギリ ティー
南インドのニルギリ地方で生産された紅茶。さわやかな香りとクセの無い味わい。
ドアーズ ティー
インド北東部ドアーズで生産された紅茶。渋みが少なく、濃いコクがある。
セイロン ティー
スリランカで栽培・生産された紅茶のこと。紅茶に関して同国は旧国名「セイロン」をマーケティング上、使用する方針。
セイロン・ファイブ・カインズ セイロンティーの代表的な5つの種類の紅茶こと。ウバ、ヌワラエリア、ディンブラ、キャンディー、ルフナを指す。
ウバ
セイロンティーの代表的産地。世界三大銘茶の一つとして数えられる。スリランカの中央山岳地帯の東側で収穫されるハイグロウンティー。刺激的かつ花のように甘い香りをもつ。
ヌワラエリヤ
スリランカ中央山岳地帯の西側で収穫されるハイグロウンティー。さわやかな味わいと優雅な香りをもつ。
ディンブラ
スリランカ中央山岳地帯の西側で収穫されるハイグロウンティー。クセが少なくマイルドでやさしい口当たり。
キャンディ
スリランカの南部の古都キャンディ近辺で収穫されるミディアムグロウンティー。明るいオレンジの水色。タンニンが少ないのでアイスティーにも良い。
ルフナ
スリランカの南部のローグロウンティー。深い水色と独特のコクでミルクとの相性が良い。
ハイグロウン ティー
スリランカでの分類方法、標高約1200メートル以上で生産された紅茶。
ミディアムグロウン ティー
スリランカでの分類方法、標高約600~1200メートルで生産された紅茶。
ローグロウン ティー
スリランカでの分類方法、標高約600メートル以下で生産された紅茶。
ケニアン ティー
1980年代に急速に生産量をアップさせた生産新興国であるケニアで生産された紅茶。ほとんどがティーバッグのブレンド用にCTC製法で作られる。
中国紅茶
お茶の原産地。安徽省、海南島で紅茶が製造されている。国内ではあまり消費されていない。
ラプサンスーチョン
中国産の紅茶で生産工程の乾燥を松の木をいぶした煙で行ったもの。独特な香りで水色はやや暗め。イギリス等で人気がある。
キームン
世界三大銘茶のひとつとして数えられる。中国東部の安徽省で生産される。
インドネシア ティー
戦前までオランダ領で紅茶の生産が盛んであった。産地としてはジャワ島とスマトラ島がある。
ジャワ ティー
インドネシアの産地の中でジャワ島の西部の高原で栽培される。水色が明るい。
中国種
お茶(学名カメリア・シネンシス)の2つの種類の一つ。潅木型で葉が小さく発酵しにくい。中国、日本等で栽培されている。紅茶にした場合香りが高いすっきりとした味わいになる。
アッサム種
お茶(学名カメリア・シネンシス)の2つの種類の一つ。喬木型で葉が大きく発酵しやすく、タンニンが多い。インド、スリランカ等で栽培されている。紅茶にした場合、濃い水色と強いコクがある味わいになる。
ハイブリッド種 品質・収穫量を高める為に中国種とアッサム種を交配させた品種。
ホールリーフ ティー
オーソドックス製法でつくられ大きいサイズの茶葉の紅茶。
フレーバード ティー
紅茶をフルーツ、花、ハーブ等で着香したもの。香りだけをつけたものと乾燥果実等の茶葉以外を混ぜたものがある。
アールグレイ 紅茶にベルガモットの香りをつけたもの。イギリスの首相にもなったグレイ伯爵にちなんだネーミング。
アールグレイ
紅茶にベルガモットの香りをつけたもの。イギリスの首相にもなったグレイ伯爵にちなんだネーミング。