スリランカ紅茶の代表的産地 Tea Growing Regions in Sri Lanka (Ceylon)
UVA ウヴァ
■産地:
スリランカ中央高地、東南側のウヴァ地区。
■摘採時期:
1年中
■クオリティーシーズン(旬の時期)
8~9月
■特徴:
世界三大銘茶の一つ。 High Grown Tea(1200m以上の高地で栽培されている紅茶)。 タンニンの含有量が多く、Pungentと表現される濃厚な渋みとコクのある味わいがある。 乾季となる8~9月のクオリティーシーズンに摘まれる紅茶には、独特な「ウヴァ・フレーバー」と呼ばれるメントール系の刺激的な香りが顕れる。 また、極上のウヴァはティーカップの縁に「ゴールデンリング」という金色の輪を描き出し珍重されている。
DIMBULA ディンブラ
■産地:
スリランカ中央高地、西側のヌワラエリヤより少し低いディンブラ地区。
■摘採時期:
1年中
■クオリティーシーズン(旬の時期)
1~3月
■特徴:
世界で最も有名なセイロンティーとされる。 High Grown Tea(標高1200m以上の高地で栽培されている紅茶)。 繊細な薔薇のような香りと、Briskと表現される爽やかな渋み、マイルドな味わいが特徴。 多くの日本人が「紅茶」と聞いて思い描く味は、ディンブラの味であると言われる。 タンニンが少なく、アイスティーにもおすすめ。
NUWARA ELIYA ヌワラエリヤ
■産地:
スリランカ中央高地、西側の最も標高の高い山岳地帯。 ウバとディンブラの中間に位置する。
■摘採時期:
1年中
■クオリティーシーズン(旬の時期)
8~9月、1~3月
■特徴:
High Grown Tea(標高1200m以上の高地で栽培されている紅茶)。 スリランカで最も標高の高い場所(1,800m以上)で栽培されてる高級紅茶。 「セイロンティーのシャンパン」と呼ばれている。 概して発酵度が低く、清清しい渋みと、芳香な花の香りが特徴。 ストレートティー向き。
KANDY キャンディ
■産地:
スリランカの古都キャンディ周辺
■摘採時期:
1年中
■クオリティーシーズン(旬の時期)
1~3月
■特徴:
Medium Grown Tea(標高600~1200mの産地で栽培されている紅茶)。 渋みは少なく、コクと甘みがあるのが特徴。 スリランカ国内では最もポピュラーな紅茶。
RUHUNA ルフナ
■産地:
スリランカの島南端近く
■摘採時期:
1年中
■特徴:
Low Grown Tea(標高600m以下の産地で栽培されている紅茶)。 個性的なスモーキーな香りを持ち、力強く濃厚な味わいが特徴。 特に中近東諸国で人気。